暖房時の室温を20℃にして快適に過ごすライフスタイル『WARM BIZ』(ウォームビズ)。
冬のオフィスでは、「寒くて仕事がはかどらない」、「暖房が効き過ぎて頭がボーっとする」など、夏の冷房時と同様に温度の感じ方は人それぞれ。今回は、室温を20℃にして、多くの人がオフィスで快適に過ごすための3つのテクニックについて紹介します。
冬場はオフィスと屋外の温度差が大きく服装の選択が難しいもの。オフィス内では体感温度に合わせてジャケットを着脱する、外に出る時はコートを羽織るなど、温度に合わせて柔軟に対応できるような上手な重ね着をすることが快適に過ごすポイントになってきます。
また、上手な重ね着をするうえで、インナーウェアの選び方も重要なポイントの1つ。
最近のインナーは機能性素材を採用したものが多く、より薄く、軽く、暖かく進化しています。例えば、保温性能や発熱性能を備えたインナーを活用すれば、効果的に体感温度を調整してくれるだけでなく、重ね着時のかさばりも改善されるため、スマートな重ね着を実現することができます。
このような機能性素材を活用したインナーは、上半身だけでなく、下半身をカバーしてくれるアイテムも含めて様々なメーカーからバリエーション豊かに発売されています。女性はもちろん男性の方も、タイツやレギンスといったボトムス用のインナーの活用がおすすめです。
当然ですが、冷たい飲み物はからだを冷やしてしまいます。仕事の合間やちょっと一息入れる時に、温かい飲み物を取り入れるだけでも、からだを温めるには効果的です。
コーヒーやお茶など、一般的にオフィスに用意されている飲み物でももちろんOKですが、からだを温める効果が高いショウガを使ったホットドリンクなどはさらに効果的。
ショウガを加熱することで生まれる「ショウガオール」という成分にはからだを芯から温めてくれる作用があるといわれています。ショウガはお茶や紅茶などとの相性もよく、さまざまなショウガドリンクが市販されています。
ちなみに、就寝前に温かい飲み物でからだを芯から温めるのもおすすめです。人は体温が低下するときに眠気を感じやすいとされていて、ホットドリンクでからだを温めてからベッドに入れば、ゆっくりと体温が下がり、スムーズに就寝しやすくなります。
オフィスで仕事をしているときに、椅子の冷たさから寒さを感じたり、冷たい空気が滞留しやすい足元から寒さを感じることが多いのではないでしょうか。
このような時は、オフィスの椅子に保温性の高い素材の座布団やクッションを敷くだけでも、お尻からの冷えを防ぐことができ、快適になります。ウール素材やフリース素材などの膝掛けを活用し、足元を寒さから守ることも効果的。クッションや膝掛けなどはデザインや素材のバリエーションが豊富で、自分の好みに合ったあたたか小物選びを楽しむこともできますね。
一般に、仕事や勉強の効率を上げるためには「頭寒足熱」がよいといわれます。「頭寒」といっても、無理矢理に頭を冷やすということではありません。部屋全体を暖め過ぎると、頭がボーッとしてしまったり、眠くなったりしてしまいがち。室温を適切に管理しましょうということですね。また、静脈にある血液が、再び心臓に戻ってくる時に大切な働きをしているのが足の筋肉(特にふくらはぎ)であり、足は第二の心臓ともいわれます。足元やふくらはぎを温めると、血行がよくなってからだ全体が温まります。
今年の冬はこれらの工夫を参考に、自分流の「あったか仕事術」を見つけてくださいね!
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