ウォームビズは冬の取組です。それなのに「どうして夏が関係あるの?」と不思議に思った方もいるでしょう。今日の話題は、「住まい」の断熱性能についてです。
ウォームビズでは、住まいの断熱性能を向上させて、暖房などによるエネルギー消費を抑えることを推奨しています。熱は建物の様々なところから出入りしますが、「窓」はもっとも大きな熱の出入り口になっています。たとえば、平成4年の省エネ基準に沿って建てられた戸建て住宅の場合だと、冬は約50%の熱が窓から逃げてしまうと言われています。(※)窓から逃げる熱が多ければ多いほど、いくらエアコンなどの暖房器具を使用しても室内は暖まりにくく、暖房費がかさんでしまいます。
なお、窓の断熱性能を高めることで、夏の暑さが室内に入り込んでくるのを防ぐ効果もあります。つまり、冬は暖かく夏は涼しく快適に過ごすために役立ち、冬の暖房費ばかりでなく夏の冷房費を抑えることにもつながるのです。
また、窓の断熱性能が向上すると結露の発生やそれに伴うカビの発生を抑えることができ、健康的に暮らせるというメリットもあります。
あなたの住まいはどうでしょう? 「窓の近くにいるとすごく寒い!」と感じるようなら、一度、専門の業者に相談してみるのがいいかもしれません。
ウォームビズのウェブサイトでは、暖房費も節約できる窓の断熱テクニックという記事を公開しております。こちらも是非ご覧ください。
明日に続く……
(※)一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会のデータを参照
◆ ご賛同はこちらから
http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/join.html