ウォームビズとは、暖房時の室温を20℃にして快適に過ごすライフスタイル。暖房時の使用エネルギーの削減とともに、冬の寒さに負けない健康的な生活習慣を確立するための取組と考えることもできます。それは室内には限りません。
たとえば、通勤や通学などの時、いつもよりひと駅手前で降りて、職場まで少し歩いてみるのもウォームビズ。適度な運動を心掛けることでからだが温まります。
厚生労働省が提言している「健康日本21(第二次)」でも、日常生活における歩数の増加を目標として掲げています。たとえば、20〜64歳の男性の場合は、平成22年の現状歩数が約8000歩だったのを9000歩に、65歳以上の男性の場合は、平成22年の現状歩数が約5500歩だったのを、7000歩に増やすことが目標とされています。
ちなみに、個人差はありますが、約10分、600〜700m程度の歩行で1000歩に到達すると言われています。
また、海外の文献などでは、1週間に2000kcal(1日約300kcal)以上の運動が望ましいと報告されており、1日に1万歩の歩数を確保できれば、歩くだけで1日300kcalを消費することができると厚生労働省は試算しています。
ウォームビズは地球温暖化対策のための取組ですが、からだをあたためるための工夫が、実は健康のためにもメリットがあるのです。電車や車から見慣れた街も、自分の足で歩いてみればいろんな再発見があることでしょう。みなさんも楽しみながら、歩くウォームビズを実践してみてくださいね。
明日に続く……
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