この季節、ドアノブなどに触ったときに「バチッ!」とくる静電気。衣服や床との摩擦などによって人のからだに溜まった電気が、金属などの電気を通しやすいモノに触れると一気に放電されるために起こる現象です。時には痛みを感じるようなこともあり、嫌なものですよね。
実は、この静電気対策にもウォームビズが有効です。冬の外気はときには湿度10%台の日が続くこともあり、とても乾燥しがちです。空気が乾燥していると、からだに溜まった電気が自然に放電されにくくなり、ドアノブなどに触れた時に一気に「バチッ!」と・・・。しかし、室内の湿度を適切に保つようにしておけば、静電気が起こりにくくなるのです。
一般的に、同じ室温でも湿度が高い方が体感温度が上がると言われています。暖房時の室温を20℃にして、湿度を40〜70%程度に保つように心がければ、あたたかく快適に過ごせるだけでなく、静電気も起こりにくくなるということです。
ちなみに、静電気の「電圧」がどのくらいなのかご存じですか? 電子機器の静電気対策業者のデータによると、痛みを感じるような場合で約3000V程度、手に強いショックを感じるような場合には1万V以上もの電気が流れるそうです。「電流」が小さいのでケガをするようなことはないようですが、ショックによる影響は無視できません。
静電気対策にも効果的なウォームビズ。ぜひ皆さんもお試しください!
明日に続く……
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