ウォームビズ「日めくりトリビア」も、いよいよ最終回。今日は締めくくりにふさわしく「ウォームビズの最終目標」を話題にしたいと思います。

2015年、パリで開催された気候変動枠組条約第21回締約国会議（COP21）で、「パリ協定」と呼ばれる地球温暖化対策に向けた世界の取り決めが採択されました。大きなポイントは、産業革命以前と比較して世界の平均気温の上昇を２℃以下に抑制し、1.5℃以内に抑えるよう努力するという長期目標が決められたことです。そして、この目標を達成するためには「今世紀後半には人為的な温暖化ガスの排出と吸収を均衡させるようにして、排出を実質ゼロ（ゼロ・エミッション）にする」ことも明記されました。日本政府も、2016年11月にパリ協定を批准し、2030年度に温室効果ガスの排出量を2013年度比で26%削減することを目標として掲げています。

このまま地球温暖化が進行すると、台風の巨大化、海水面の上昇、農作物への被害などが現状よりもさらに深刻になると言われています。これらの被害を軽減するため、地球温暖化対策のための国民運動「COOL　CHOICE（賢い選択）」に取り組んでおり、COOL　CHOICEの取組のひとつであるウォームビズを実践して地球温暖化対策に貢献することは、地球の未来を守ることに繋がるのです。

ウォームビズで一人ひとりができることは小さなことかも知れません。しかし、そうした一人ひとりの「賢い選択」の積み重ねが、地球の未来を守るための第一歩となるのです！

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