SMART MOVE

自分のためにも。地球のためにも。

サイクル&バスライドで献血へ。

今、コロナ禍で献血する人がかなり減っているらしい。

新型コロナウイルス感染予防のため、休日であってもなるべく外出しないように過ごしていた。このニュースを見るまでは。【「緊急事態宣言発令」以降、全ての血液型で献血の協力が減っている】という、愛知県赤十字血液センターのトップニュース。寒波の影響も受け、献血の減少に拍車をかけている状況で、厳しい在庫状況が続いているという。

愛知県赤十字血液センターホームページより

献血は「いのちを救う活動」。不要不急の外出にはあたらないため、継続的な献血の呼びかけが強く訴えかけられていた。休日にやることもなく自宅ばかりにこもっているより、誰かのためになるのなら、気分転換にもなるし献血に行ってみよう。そう思い立って早速、献血の予約をしてみた。

しかし、予約をしてから、ふと気が付いた!「そういえば、今、クルマ修理に出しているんだった・・・」。
自宅から最寄りの近鉄「弥富」駅までの足が無い。家族も予定があって出掛けるようだし。それでも、自分の住む弥富には便利な仕組みがある。【サイクル&バスライド】という取り組みだ。

バス停まで自転車で行って駐輪しておける、【サイクル&バスライド】。

弥富市が運行するコミュニティバス「きんちゃんバス」は、北部、東部、南部の3ルートがある。自宅からの最寄りのバス停は自転車で数分の「弥富市総合福祉センター」。発車時刻を調べて久しぶりに自転車に乗ると、のどかな風が心地良い。

長年地元にいながら、【サイクル&バスライド】を利用するのは実は初めてだった。発車時刻より少し早めに駐輪場に着くと、わかりやすく看板で案内がしてある。こうやって案内がしてあると、利用する身としては本当に安心。家から近いとはいえ、歩けばそれなりに時間がかかるから、使ってみて改めてこの仕組みの便利さに気が付いた。

なんでこれまで何も考えず、どこへ行くにも車で出かけていたのだろう?

ベンチに腰を下ろして、バスの時刻表と献血の予約時間とを確認した。まだ全然余裕がある。
バスを待ちながら、ふと思った。「よく考えたら、車よりこっちの方が便利なのかも」。
地元は車社会。どこへ行くにも車に乗って出掛けるのが当たり前の毎日。でも、いざ利用してみると自転車も安心して駐輪できたし、車じゃないから駅前パーキングの利用料も心配いらない。パーキングの時間を気にして焦って帰ってくる必要もなくなる。

なんで何にも考えずに、どこへ行くにも車で出かけていたのだろう。
世の中にはそんなふうに、何も考えずにやってしまっていることがいろいろあるような気がする。気付けば、もっと便利で、もっといいコトがありそうな気がする。

【サイクル&バスライド】は、自分にも地球にも嬉しい移動手段。

コロナ禍を意識し、なるべく人の少なそうな時間帯を選んだためか、バスの車内はガラガラだった。たまに乗ったからなのかバスって意外と心地が良い。自分で運転するよりも周りの景色がよく見えて、いつもの街並みも愛おしく見える。
それに、余計なガソリンを使っていない安心感がある。毎日、車に乗ればすぐにガソリンを入れる必要に迫られる。ガソリンの使用量が減れば、CO2の排出量も減って環境にもいい。そんなことに気付いて、移動と環境について調べてみると「スマートムーブ」という取組があることを知った。
みんなが必要以上に車に乗ることを選択せずに、バスなどもっと便利な移動手段に変えるだけで、環境貢献はもっと進むのかもしれない。【サイクル&バスライド】を利用したことで、そんな気付きに出会うことができた。

【サイクル&バスライド】の取り組みは、CO2排出量削減による環境貢献だけでなく、渋滞緩和など特に車社会の地域には大切な仕組みかもしれない。
車が故障していなかったら出会えなかったこの気付きを大切にして、今後は車だけを移動の選択肢にせず、いつか新型コロナウイルスの影響が収束してきた頃には、もっと積極的に【サイクル&バスライド】を活用したいと思う。


「COOL CHOICE(=賢い選択)」にご賛同ください。

「COOL CHOICE」は、CO2などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」をしていこうという取組です。 未来の地球のために、「COOL CHOICE」に賛同して、できることから始めてみませんか?

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