中小規模事業者様向けの『脱炭素経営のすゝめ』
脱炭素経営のすゝめ
近年、機関投資家・消費者・社会の声に応えつつ事業を行うグローバルに活躍する企業にとって、カーボンニュートラルの実現に向けた動きは無視できない課題となっています。そしてその流れは、自社の取組のみならず、原材料の製造や輸送といった上流から製品の使用・廃棄等の下流まで取引を行う一連の企業(バリューチェーン)にも広がっており、カーボンニュートラルに向けた取組を進めることは、中小企業の経営戦略にとっても重要な課題となっています。
今回は特に中小規模事業者様に向けて、「脱炭素経営」のメリット・取組方法をご紹介します。
脱炭素経営に取り組むメリット
脱炭素経営とは、気候変動対策(≒脱炭素)の視点を織り込んだ企業経営のことです。もし皆さんのライバル企業や近隣企業が、脱炭素経営に取り組むことで、光熱費や燃料費の低減にとどまらず、脱炭素に積極的な企業として取り上げられ、結果、業績が向上し人材獲得や資金調達を有利に進めているとしたら、脱炭素経営について、より詳しく知りたいと思いませんか?
企業経営に脱炭素の視点を取り込むことのメリットとしては、一般的に以下の5つのメリットがあると考えることができます。
脱炭素経営の取り組み方は3ステップ
上記のようなメリット獲得に向けて脱炭素経営を進めるには、何から手を付ければよいのでしょうか?
ここでは、①「知る」、②「測る」、③「減らす」の3つのステップのうち、①の脱炭素経営について「知る」ステップをご紹介します。
脱炭素経営を「知る」には
脱炭素に係る取組は、よくダイエットに例えられます。自社の現在の排出量(自身の現在の体重)を測り、目標を決めて、排出量を削減する(体重を落とす)という事です。
それではそもそも何故ダイエットに取り組むのでしょうか? 健康に悪い影響がありそうだから? あるいは既に健康に悪い影響が出ているから? いずれにしても、自身を取り巻く様々な情報を得て、ダイエットした方がいい! と「知って」いるからですよね? 脱炭素も同様です。
まずは、自社を取り巻くカーボンニュートラルに向けた動きを見てみましょう。
最近の世の中の動きや地域での動向、また、取引先や顧客との会話の中で、温室効果ガスを削減した商品やサービスに対するニーズや要請、また脱炭素化に関する補助制度や、いち早く脱炭素化に取り組んで成功した企業の事例の話などが話題に上がったことはなかったでしょうか。
もし、そのような話を聞いたことがない、或いは、そのような話を聞いたことはあるが、自社でどのように脱炭素経営を取り入れていくべきか悩まれているとしたら、まずは次のようなアプローチから始めてみてはいかがでしょうか。
この先の情報を知りたい方
ここまで、脱炭素経営を進めるための3つのステップの内、最初の「知る」ということについてご紹介致しました。この先の「測る」、「減らす」についてもその概要を知りたい方、さらには、具体的な支援策には、以下の資料をご覧ください。
ガイドブック:
脱炭素経営を始める中小規模事業者を対象に、「知る」「測る」「減らす」の3ステップで解説しています。
事例集:
中小企業の脱炭素経営取組事例(計28社)を掲載しています。自社と類似する業種や企業規模における取組内容や実施によるメリットやその後の展開等を参考に活用頂くことを目的としています。
動画:
脱炭素経営を始める中小規模事業者を対象に、「知る」「測る」「減らす」の3ステップを動画で解説しています。
具体的な支援策について知りたい方
各企業のカーボンニュートラルの取組に対する対応策が具体的(補助金、融資の情報含む)に記載されています。