冬の在宅勤務を賢く!心地よく!
新しい生活様式で迎えた新年度。私の会社でも、多くの社員が在宅でのテレワークに切り替え、個々が忙しく働き始めた。リモート会議にも慣れ、様々な業務がデジタル化したことで、最近は随分楽になったなと思う。ちょっと前までは、平日に家族で晩ご飯を食べるなんて考えられなかった。
私にとってテレワークは、時間的にも、心の余裕の面からも、いい影響がたくさんある。ただし、そのためには在宅勤務での環境づくりに気を配る事が大切。会社で仕事しているうちは考えてもいなかったことが、自宅だといろいろと気にかかってくる。
特に気になるのが暖房による電気代。もし一日中使い続けるとしたら・・・。使うとしても、暖房を弱めにすれば電気代はかなり抑えられるはず・・・。省エネでエコな取り組みにもなる。地球温暖化や気候危機の話題をよく聞くけど、自分でも地球環境に少しでも良いことができるのではないかと思った。
そう考えてひらめいたのは、暖房一つに頼らないデスク周りの環境づくり。様々なあったかアイテムで身を包み込み、できるだけ電力を使わない工夫で快適に仕事をするというチャレンジ。ネットからのアイデアをヒントに、自分なりに約5点のアイテムを揃えてみた。
まずは、なんと言っても足元を温めることが一番。
床暖房など私の部屋にはついていないので、冷えたフローリングからの冷気を感じないように、スリッパではなく足首までしっかり包み込んでくれる冬用ルームシューズを着用。スウェットのズボンの裾もシューズの中に入れ込んでしまえば完璧。
体を温めるのに大切なのは首、手首、足首の3つの首だと言われている。自宅だとつい素足でいたくなるものだが、足首をルームシューズで包むと体全体が随分温められている感じがする。
意外とデスクでも使えそうと考えたのが、昔ながらの湯たんぽ。
今は、コンセントから電力を蓄熱するものがたくさん出ていて、わずかな電力ですぐ温まり、おおよそ8時間くらいは温かさが持続していた。面倒なお湯沸かしや入れ替えも不要なので本当に便利。
さらに、湯たんぽの上からブランケットをかけてしまえば、ちょっとしたコタツのようになり、デスクがかなり温かい環境に。もうこれだけで下半身はかなり温かくなり、ちょっと汗ばむくらいの状態。時折ブランケットをとって体温調整するくらいがちょうど良い。
そして、使ったらもう手放せなくなったのが、温かい飲み物を入れたタンブラー。
カラダを外側からだけでなく、内側から温めるのに、温かい飲み物はデスクに欠かせない。かと言って何度もキッチンへ行き、お湯を沸かして・・・とやっていると仕事にも集中できない。そこで一度入れたらいつまでも温かいままを保つタンブラーが大活躍。
いつも仕事のお供に手の届くそばに置いておくと、考え事をするときや、ちょっとした休憩にいつでもホッと一息つける。できるだけ効率的に仕事をしたいテレワーク時にはぴったりなアイテム。
この冬、特に使いたいのが加湿器。
湿度が上がると体感温度も上がり、暖房を弱めにして電気代を節約する上でも心強い味方になる。乾燥やウイルスの飛散も防いでくれるので、この冬のテレワークにはぜひとも取り入れたいアイテムと言えそう。
自宅であっても、室内の定期的な換気が推奨されている今年の冬。加湿器もつけているので外気との体感温度の差はかなりある。そこで考えたのは、窓を開け換気する際は、3つの首をしっかりと防寒対策すること。首にはネックウォーマー、手首にはフィンガーレス手袋を装着。
ネックウォーマーなら首元もゴワゴワせず、邪魔にならないのでそのままデスクワークをしても問題ない。手首の防寒になるフィンガーレス手袋も、指先は完全フリーの状態なのでPC作業もサクサク快適に行えて、とても便利。
換気中はいったん暖房も止めていたが、足元はルームシューズと蓄熱式湯たんぽ+ブランケットでポカポカ。首と手首もネックウォーマー&フィンガーレス手袋でそれほど寒さも感じずに仕事に集中できた。
夕方、仕事を一段落させて暖房を完全に止めたが、この装備なら暖房を弱めにしても快適に過ごせた。なぜ、今まで暖房だけに頼っていたのだろうか。ちょっと考えてカラダを温かく保つアイテムを準備し工夫さえすれば、電気代はかなり抑えることができて省エネでエコにもなる。
要は、考え方なのだ。そして、やってみるかどうかだ。何も考えずに過ごすのではなく、自分なりの工夫やできることを一つひとつ試してみること。どうせ意味ない、めんどくさいと短絡的に考えて、何もしないのが一番いけない。私たちには一人ひとりにできることがたくさんある。小さな行動も、みんなでやれば大きな結果になる。ライフスタイルをエコに変えるのは、こういう小さなことの積み重ねなんだろう。新しい生活様式を強いられる日々だからこそ、こんな大切なことにも気づけたのかもしれない。
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