この冬の健康維持に大活躍!

ネックゲイターをつくって歩こう、走ろう!

ネックゲイターをつくって歩こう、走ろう!

コロナの影響で自宅勤務が当たり前となり、“通勤”という唯一の日常的運動さえもしなくなってしまった日々。そこで感じたのは、「毎日少しでも歩くことが、いかにカラダとココロの健康につながっていたのか」ということだった。
だから、「歩きたい」「走りたい」という感情が沸いたのは自然のことだったのかもしれない。コロナ禍を配慮して、陽がのぼり始めるような朝早い時間帯から、なるべく人気のない河原をこの頃はだいたい5キロほど歩くようになった。

歩行時はもちろんマスクをつけて歩くのだが、不織布だとどうしても汗を吸収しないので、肌にベタついて毎朝気持ちの悪い思いをしていた。人が少ないとはいえ、時折人とすれ違い、その際は会釈だけの挨拶をするのだが、その中で、自分と同じようなマスクではなく、鼻から首回りまでカバーするネックゲイターを巻いている人を見かけた。確かに、肌寒い朝には首元まで温めてくれるネックゲイターはピッタリだ。

早速、手頃なモノがないかと調べ始めてみると、ネックゲイターを不要になったTシャツやランニングシャツでリメイクして作れることを知った。わざわざ買いに行かずとも、今すぐ作れ、明日から使えるのもいい。物は試しにと、久しぶりに収納に眠っていたミシンを引っ張り出して手作りネックゲイターづくりにチャレンジしてみることにした。

作り方

参考に検索したのは、あんふぁんHP/ネックゲイター作り方!のページ。 (https://enfant.living.jp/mama/mamnews/mai/796199/

参考にしたのは、「直接縫いだけで簡単に作れるネックゲイター」の作り方。 目的がウォーキングやランニングなだけに、汗をかくことを考えてスポーツ用のシャツがよいだろうと、古くなったランニングシャツを使ってみることにした。

作り方イメージ1

❶裁断する

まずは、お腹の前身ごろと背中の後ろ身ごろを合わせて2枚裁断。
1枚目は縫い代が2センチ幅、2枚目は縫い代が1センチ幅に切り落とす。この時、後で縫いやすいように同じサイズにカットしないように注意が必要。

作り方イメージ2
作り方イメージ3

縫う場所は左右のみ。上下は縫い代なしで切りっぱなしの状態に。
ランニングシャツの裾の下の部分がゲイターの上部になり、切りっぱなしの方が下になるイメージ。ここを縫ってしまうと、首を入れるときに糸で伸びなくなって不便になる。
また、ハサミを入れる前に、事前に自分の顔の周りにシャツを当てて、ちょうど良い長さのサイズ感を見繕っておくのもポイント。

❷脇を縫う

次に脇を縫ってゆく。ミシンでなくても、手縫いでも十分できる長さではあるが、簡単なのでミシンを使ってみる。片方が縫い代1センチ、もう片方は2センチのため、はじめに生地の端はズレるが仕上げ線で合わせて中表で縫ってゆく。

作り方イメージ4

左右両方とも縫ったら、1センチ幅の縫い代を2センチ幅の縫い代で包んで、まち針で止め、そのまま片倒しにして縫ってゆく。

作り方イメージ5

生地の裏から見れば糸は2本平行に縫われているように見えるが、表からは1本のステッチのようになる。ゲイターは直接顔の肌に当たるものなので、このような処理をしておくことが大切。

作り方イメージ6

これで完成!簡単!イイ感じ!

作ってみて感じたのは、コツは裁断のサイズ感。切る前に顔に合わせてサイズを測っておくと、自分だけのぴったりのオリジナルゲイターができると思う。

完成図イメージ

ウォーキング&ランニング

翌朝、人気の少ない時間に近くの河原まで不織布のマスクで行き、走り始めるところで早速、手作りゲイターを装着してみた。顔にフィットして、首元も温かくてこれは気持ちがいい。

装着イメージ

不織布のように顔が蒸れないし、汗も吸ってくれるからどんどん歩けそう気がする。みんながつけている理由が少しわかった。今更ながらだけれども。

着け心地がいいからか、自然に少し走りたくなった。朝の、この陽がのぼり始める時間帯は本当に気持ちがいい。一日の時間で一番好きだ。一日のはじまりに適度に汗をかき、心をキレイにして始めると、いろんなことがスムーズにいくような気がする。

装着イメージ2

とはいえ、今はコロナ禍の自粛期間。あんまり長くは外にいられないので、適度なところで家に引き返した。ほんの数Kmだが、家に着くと汗をかなりかいている。暑くて部屋の暖房なんてしばらく不要。顔を洗い、朝ご飯の準備をしながら着替える時に暖房をつけたが、弱めで充分だ。
ふと、そういえば例年の、これまでの朝のことを思い出した。もちろんコロナ禍ではないから、朝は出勤の準備の時間になる。ベッドから寒い寒いと起きてきて、とりあえず暖房をフル回転させ、部屋が温まるまで再びしばらくベッドの中に潜り込んでいたっけ。

コロナ禍で自宅にいることが多い今だけに、どうしても家で暖房を使わない日はない。使うことが多いからこそ、その分逆に使いすぎには気をかけるようになった。もちろん電気代も気になるけれど、みんながこのまま大量に使ったら環境はどうなってしまうのだろう。そんなことも、心のどこかに感じている自分もいる。体を動かすことって案外、環境に貢献することの一つなのかもしれない。まずはみんなに、この簡単なゲイターづくりから勧めてみようかな。


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