この夏、自分にも環境にもストレスフリーな「エコティビティ」がCOOL!
<第1回>ウルトラライト・ハイキング編

COOL CHOICE編集部
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<第1回>ウルトラライト・ハイキング編

最高気温が30度を超える真夏日も増えてきて、いよいよアウトドアの本格シーズンの到来です。この夏、ぜひトライしたい注目のアウトドアスタイルとして、環境へ配慮したエコなアクティビティ(=エコティビティ)をご紹介します!

渋滞知らずの移動手段でCOOLに行こう!

「休日のレジャーは車派」という方にとって悩みのタネは、なんといっても行き帰りの渋滞。長時間のドライブでヘトヘトに疲れてしまうと、せっかくの楽しい思いも半減してしまいますよね。次の日は仕事や学校があるのに、帰宅するのが深夜になってしまった…とならないための移動手段の賢い選択肢が、鉄道など公共交通機関の利用です。予定時間に目的地に着くため計画通りに行動でき、ドライバーだけが疲れてしまうということもありません。

ところでみなさんは、『smart move(スマート・ムーブ)』という言葉をご存知でしょうか?公共交通機関や自転車を積極的に活用することで、「移動」に伴うCO2排出量削減を目指しながらも、便利で快適、そして健康にもつながるライフスタイルを実現していきましょう、という取り組みの総称です。

つまり休日のレジャーにおいて公共交通機関を利用することは、まさにこの『smart move』の実践であり、「温室効果ガス(CO2)の抑制」につながるのです。1人が1km移動する場合のCO2排出量は、自家用車では133gと言われていますが、鉄道を利用すると22gまで抑えることができます※。

※出典: 国土交通省輸送量あたりの二酸化炭素の排出量(旅客)<2014年度>

アウトドア初心者におすすめの「ウルトラライト・ハイキング」

当然ですが、徒歩移動におけるCO2排出量はゼロ。つまり鉄道を使って移動して楽しむ登山などは、エコティビティの代表格と言えるでしょう。

山ガールという言葉が流行して久しいですが、体力のいる本格的な登山は苦手…という人におすすめしたいのが「ウルトラライト・ハイキング」。軽量な荷物や動きやすい服装で、気軽に山歩きを楽しむスタイルです。

トレッキングシューズは、初心者でも履きやすい軽めのローカットタイプがおすすめ。アッパー素材の内側に防水膜を圧着させたアウトドライと呼ばれるタイプは、生地と防水膜の間に水が入ることなく、雨水で濡れても重くならないのが特長。

山の天候は変わりやすいため、防水性のあるレインウエアも用意しておきましょう。タウンユースとしても使えるカジュアルなデザインのものを選ぶと、移動中の荷物が減ります。

これまでも軽量・速乾素材のものはありましたが、最近では「接触冷感機能」を採用したウエアも登場しています。生地の裏側に冷却材が付着されていて、これが汗(水分)に反応することで体を冷やす効果をもたらすというもの。吸湿速乾機能も組み合わせたアイテムを選ぶことで、ドライ感とクール感の両方を得ることが可能になります。

トレイルランニング愛好家が着用しているアームガードは、UVカット機能がついているものを選ぶことで日焼けを防止できます。暑くなったら脱ぐことも可能なので「ウルトラライト・ハイキング」にも適したアイテムと言えるでしょう。山道には足場の悪いところや滑りやすい場所もあります。機能性の高いシューズやウエアで安全対策を行い、出発前にしっかり現地の情報を入手することも忘れずに。

駅がスタート地点。都心から日帰りで楽しめるアクセスのよい関東のハイキングスポット3選

■その1:相模湾の眺望が素敵な「鎌倉アルプスハイキングコース」(所要時間:約2時間40分)

JR北鎌倉駅からまずは建長寺総門までを目指すルートです。北鎌倉駅近くにある円覚寺の前を通り、鎌倉街道沿いを15分ほど歩けば建長寺に到着。建長寺の裏手に進み長い階段を登り半増坊へ。ここから少し歩いて勝上献展望台を目指します。展望台からは相模湾が眺められ、鎌倉アルプスでもっともきれいな眺望だと言われています。

■その2:標高1502mからスタートする「谷川岳ハイキング(山頂登山)コース」(所要時間:約2時間)

谷川岳麓の土合口駅からロープウェイとリフトを使い、一気に標高1502mの天神峠駅へ。ここが谷川岳ハイキングのスタート地点です。尾根伝いに歩き、高山植物を愛でながら山頂を目指します。山頂では、山々が連なる雄大な景色が広がり、四季折々の美しい景色が堪能できます。

■その3:ルート上に温泉もある「陣馬山ハイキングコース」(所要時間:約4時間20分)

JR藤野駅から踏切を渡りトンネルを抜け、大通を道なりに30分歩くと登山口に到着。標識に従い登りやすい一ノ尾尾根コースを進みましょう。山頂では360度の眺望が楽しめ、富士山や丹沢山塊・秩父山系はもちろんのこと、筑波山や房総半島まで見渡せます。帰り道に奈良子尾根コースを選択すると、立ち寄り湯があるので疲れた体も癒やせます。

「エコティビティ」から始める、無理なく環境にやさしいライフスタイル

温室効果ガス排出量を削減するためには、一過性のものではなく、持続可能な取り組みとして日常生活の中で実践していく必要があります。実は、日々の「移動」に伴うCO2排出量は生活分野全体の約30%程度を占めているため、「移動手段」の見直しは、大きな意味を持つのです。

家族や仲間と鉄道に乗って移動し、山歩きを楽しむ―――。
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<取材協力>株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン

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