優しい光に包まれるグリーンカーテンで、涼をとる
優しい光に包まれるグリーンカーテンで、涼をとる
暑さをしのぐ方法でおすすめしたいのが、グリーンカーテン。主につる性植物でつくる緑の日よけです。青々と茂る緑に囲まれていると心が癒やされて、そよ風もいつもより気持ち良く感じるでしょう。グリーンカーテンとして活用できる植物は、初心者でも育てやすい種類が多いので、意外と手間もかかりません。今から始めても間に合うので、今年の夏はグリーンカーテンの心地良さをぜひ体験してください。
身体にも環境にもヘルシーな室内温度は28度
私たちは室温28度になる温度設定を提案しています。28度なら体を冷やし過ぎることがないので、冷房病の心配も軽減され健やかな体調を保てます。服装や素材の工夫だけでなく、日差しの当たる窓にグリーンカーテンを活用することで、効果を実感することができます。
まだ間に合う!グリーンカーテンのすすめ
森の中では空気がひんやりして涼しく感じますよね。グリーンカーテンを作れば、森の中にいるような心地良さを自宅で再現することができます。遮蔽効果があり日射の熱エネルギーを約80%カットしてくれるグリーンカーテンは、夏の直射日光による室内の温度の上昇を防ぐのに最適です。さらに、地面や壁、窓付近の表面温度が高くなってしまうところにグリーンカーテンを設置することで放射熱の発生と侵入を抑えることができます。
6月から始めても苗から育てれば大丈夫。本格的な夏が来るころには立派なグリーンカーテンが完成するでしょう。苗はホームセンターなどで手に入るので、店員さんに相談しながら発育が良い丈夫な苗を選んでください。
さらに、グリーンカーテンは目にも涼やかです。窓辺を緑で彩るだけで、おしゃれな外観を作り出し、室内は木漏れ日が差し込む癒やしの空間に生まれ変わります。夏はエアコンをよく使います。設定温度を見直すことで、節電やCO2削減ができ地球温暖化対策に大きく寄与します。
■グリーンカーテンに適した植物の種類と特徴
とにかく丈夫で育てやすい「ゴーヤー」
病害虫にも強くて丈夫なゴーヤーは、水やりさえ欠かさなければ初心者でも簡単に育てることができます。葉が大きくてしっかりと直射日光を遮ることができるので、グリーンカーテンにうってつけです。
見た目が可愛い「フウセンカズラ」
紙風船のような可愛らしい実をつけるフウセンカズラは、目で楽しむグリーンカーテンにピッタリ。実が膨らんでいく様子を見るのが、夏の間の楽しい日課になるでしょう。実が枯れるとハート模様の種が採取できます。
果実も花も楽しめる「パッションフルーツ」
爽やかな香りと酸味が特徴のパッションフルーツは、成長が早く次々と実がなるので収穫が待ち遠しくなりますよ。実ができる前のエキゾチックな花も見応えがあります。
夏の味覚を味わえる「ミニスイカ」
夏の風物詩であるスイカもつる性の植物なので、グリーンカーテンにすることができます。家庭で育てるならミニサイズの品種がおすすめ。自分で育てたスイカは味も格別ですよ。
日本の夏の定番「アサガオ」
昔から日本の夏を涼やかに彩ってきたアサガオは、グリーンカーテンとしても活躍してくれます。今では品種改良が進んで種類も豊富になっているので、色とりどりの花を楽しみましょう。
爽やかな緑の窓辺が地球を救う?
夏をおしゃれに演出してくれるグリーンカーテンは、暑さを和らげるだけではなく、植物の成長や収穫を楽しめるというメリットもあります。そして、暮らしの中にグリーンカーテンを取り入れることは、結果的に地球温暖化対策につながるような大きな効果をもたらしてくれます。
政府は、地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE(=賢い選択)」を推進しています。 身近な暮らしの中で、未来を考えたアクションを選んで実践していくことが、環境問題の改善につながります。未来の地球のために、「COOL CHOICE」にご賛同いただき、できることから始めてみませんか?
◆ご賛同はこちらから
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/join.html
◆COOL CHOICEとは
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/about/