FUROSHIKIで“結美人(むすびじん)”になろう!
<第2回:おでかけバッグ編>ペットボトルをおしゃれに持ち歩く、結美人
第2回:ペットボトルをおしゃれに持ち歩く、結美人(おでかけバッグ編)
日本に古来より伝わる風呂敷の魅力を再認識し、暮らしの中に積極的に取り入れる“結美人(むすびじん)”。第2回は、ペットボトルなどちょっとしたお買い物をしたときに小物を入れられる便利なおでかけバッグ包みをご紹介します。
一見難しそうに見えますが、コツをつかめば簡単にマスターできるこの「おでかけバッグ包み」。エコバッグ代わりに活用したり、お弁当を入れるランチバッグとして利用したりといろいろな用途に使えます。「こんな風呂敷結びができるなんて素敵!」と、あなたの魅力もUPするはず。ぜひ、挑戦してみてくださいね。
ボトルと一緒に、“地球への優しさ”も包んで出かけよう!
コンビニエンスストアやスーパーで買い物をするとき、ペットボトル1本でも、ついレジ袋に入れてもらっていませんか?レジ袋1枚といえども大切な資源。貴重な石油原料が使われているのです。しかも、使用後にゴミとして捨てれば焼却処分され、温室効果ガスであるCO2(二酸化炭素)が排出されます。レジ袋をもらわなければ、約30gのCO2を削減できます。30gは、32型液晶テレビを1時間強見たときのCO2排出量と同程度なのです。(環境省「3R行動見える化ツール」より)
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によって、このまま地球温暖化が進むと気候変動を招き、猛烈な台風や豪雨、猛暑が増加する可能性があると報告されています。地球の平均気温が上がることで、氷河が融解して海面が上昇し、洪水や高潮などの水害リスクも高まってしまうのです。一方で、別の地域では干ばつが発生して食糧生産に大きな影響を及ぼすと懸念されています。
たった1枚のレジ袋でも積もり積もれば、未来への大きなしわ寄せに。今、私たち一人ひとりの取り組みが求められています。おでかけするときは風呂敷を携帯してみてはいかがでしょう。繰り返し何度でも使うことができ、バッグの中でもかさばらず邪魔になりません。買い物をした後に、さっと広げて商品を包めばOK。1枚持っていれば、とても便利です。
ちょっとしたお買い物も風呂敷ならグンとおしゃれに。NO MORE レジ袋!
暮らしの中に風呂敷づかいを積極的に取り入れることで、ゴミを減らし、資源の節約にも役立ちます。変幻自在にいろいろな物を包める風呂敷は、持ちにくいボトル類もおしゃれに携帯することができます。エコなだけでなく、たとえコンビニで買ったペットボトル1本でも風呂敷で包めば一気におしゃれに見えますよね。熱を逃しにくい素材の風呂敷を選べば、保温性、保冷性もあり、効果的なのでランチバッグとしても使えますよ。ピクニックや屋外でのランチには、風呂敷をそのまま広げてランチョンマット代わりに使えるので便利です。
ペットボトルを入れるのに最適!How to~おでかけバッグ包み~
COOLな風呂敷を活用して、地球に優しい生活を
包んだり、飾ったり、持ち運んだり…日本の文化が生み出した万能ツール“風呂敷”は、暮らしの中のさまざまなシーンで役立てられてきました。それは決して過去のものではなく、基本の結び方「真結び」と「ひとつ結び」を覚えるだけで、風呂敷は「魔法の布」のように今の私たちの暮らしにも寄り添ってくれます。環境問題が深刻化する現在、地球に優しいエコロジカルなツールとしても見直されています。
政府は、「2030年までに温室効果ガスの排出量を26%減少させること(※2013年度比)」を目標に掲げ、地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE(=賢い選択)」を推進しています。身近な暮らしの中で、未来を考えたアクションを選んで実践していくことが、環境問題への対策につながります。レジ袋代わりに風呂敷を活用することもそのひとつ。未来の地球のために、「COOL CHOICE」にご賛同いただき、できることから始めてみませんか?
◆ご賛同はこちらから
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/join.html
◆COOL CHOICEとは
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/about/