この夏、実践したい夏野菜クッキング!
<第1回:夏野菜を知る>体のなかから涼しくなれる「夏野菜のマリネ カレー風味」

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<第1回:夏野菜を知る>体のなかから涼しくなれる「夏野菜のマリネ カレー風味」

暑い季節は食欲が湧かなかったり、だるさを覚えたりと、いわゆる「夏バテ」になる方が急増。栄養は二の次で食事を選ぶ方も多いかもしれませんが、せっかくならおいしく、食材が持つパワーを使って暑さをしのぎやすい体づくりをしてみませんか。体のなかから涼しくなれる、そんなレシピをご紹介します。

夏野菜に秘められた“涼しくなるヒミツ”

夏野菜の代表格といえばキュウリとナス。1年中見かけるおなじみの野菜ですが、旬の時期は皮が柔らかく、何よりフレッシュなおいしさは格別。
キュウリとナスは共に90%以上が水分で、体を冷やす野菜として知られています※。“体を冷やす”というのは東洋医学の考え方で、体内にこもった熱を取り、ほてりを抑えるという効果があるようです。まさに、夏バテ状態に陥った体の救世主といえるでしょう。

※出典:(キュウリ)『aff(あふ)2013年8月号』、(ナス)『aff(あふ)2013年9月号』農林水産省

カリウムを摂取して、夏向きの体をつくろう

栄養学的な観点から見れば、キュウリやナスに多く含まれているとされるカリウムが体を冷やす役割をしているといわれています※。カリウムとはさまざまな食品に含まれているミネラルの一種で、体内に入ると利尿作用を発揮します。尿と共に熱も排出できるため、体を冷やす効果が期待できるのです。キュウリやナスなどの夏野菜を意識的にチョイスすることで、夏の体調管理を一歩リードすることができるでしょう。
また、カリウムは余分なナトリウムを排出する働きをし、高血圧やむくみといった症状を予防します。塩分の摂取量が多くなりがちな現代人には必須の栄養素。夕方になると靴がきつい、脚がだるいといった方にもオススメです。

※出典:(キュウリ)『地域の食材を使った料理紹介 南国宮崎の家庭料理「冷や汁」』農林水産省ホームページ、(ナス)『今月の野菜「なす」 なすの栄養と機能性』農畜産業振興機構ホームページ

「夏野菜のマリネ カレー風味」の作り方

材料(2人分)
ナス      3本
キュウリ    1本
パプリカ(赤) 1個
紫玉ネギ    1/2個
ニンニク    1片
サラダ油    大さじ3
塩       小さじ1/2
カレー粉    小さじ2
レモン     1/2個
レーズン    適量

【1】 紫玉ネギを薄切りにして、ボウルに入れておきます。
【2】 ナスは長さを半分にしてから、縦6等分にします。水にさらしてアクを抜いた後、水気を拭きます。
【3】 キュウリ、パプリカはナスと同じくらいの大きさに切り、ニンニクは薄切りにします。
【4】 レーズンはぬるま湯で洗います。レモン1/2個は2枚薄切りにし、残りを絞ります。
【5】 フライパンにサラダ油を熱し、ナスとニンニクを中火で炒めます。油が回ったらキュウリとパプリカを加えてさらに炒めます。
【6】 塩、カレー粉を振り入れて炒め、1のボウルに入れてよく混ぜます。
【7】 レモンの薄切りと絞り汁、4のレーズンを6のボウルに入れ、15分ほどなじませます。

<調理のポイント>
・紫玉ネギは普通の玉ネギでも代用できます。
・炒めた野菜の熱を紫玉ネギに移すように混ぜてください。

食材を見直したら、冷房の温度設定も

体のなかから暑さを和らげることができたら、空調温度も見直してみませんか?
外気温が31℃の時、冷房の設定温度を27℃から28℃にするだけで、約17.2kgのCO2が削減できると試算されています(エアコン:2.2KW、使用時間:9時間/日の場合)。電気代に置き換えると、年間で約820円の節約※。たった1℃で、この差!見過ごせませんね。

※出典:『家庭の省エネ徹底ガイド 春夏秋冬』資源エネルギー庁

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