賃貸住宅をもっとスマートに!
積水ハウスの環境負荷低減への取り組み

COOL CHOICE編集部
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  • 省エネ

2011年以降、大手ハウスメーカーは、相次いで「スマートハウス」を住宅市場に投入。「太陽光発電システム」や「蓄電池」などを取り入れた、戸建て住宅のスマート化が一般的になってきています。その一方で、賃貸住宅は、どのようにスマート化が進められているのでしょうか。今回は、積水ハウスの賃貸住宅「シャーメゾン」の取り組みを紹介します。

「住み心地いい」と「環境に優しい」の両立を目指して

「これからの時代を考えると、住み心地はもちろん、環境にも優しい物件を建てるのが、オーナーの努めだと思います」と語るのは、シャーメゾンの賃貸物件を建てたオーナーの肥留間さん。昨年11月、さいたま市緑区の小高い丘に、アバンシアヒルズを建てました。

アバンシアヒルズ内観

「2LDKを中心とした、ファミリー向けの物件です。オートロック、テレビドアホンなどのセキュリティ機能、上下階に響く生活音を大幅にシャットアウトする高遮音床、ウオークインクローゼットなどの収納施設のほか、省エネ設備も充実しています」とは、積水ハウス・埼玉南支店の市川和明さん。

環境負荷低減への取り組みが認められ、アバンシアヒルズは、住宅の燃費・省エネ性能を5段階標記で表示する「BELS」(一般社団法人住宅性能評価・表示協会)で星3〜5を取得しています。

それでは具体的にシャーメゾンの特長を見てみましょう。

環境負荷を低減する構造

シャーメゾンの中でも、重量鉄骨を用いたモデルは、住宅性能表示制度の最高等級「耐震等級3」を標準化。外壁は、メンテナンスサイクル30年を実現する高耐候・高耐久を実現。建物の長寿命化を追求し、長期的な環境負荷を低減しています。
また、サッシ・ガラスは、高断熱なアルミ樹脂複合サッシ・Low-e複層ガラスを採用。断熱性・気密性に優れ、エアコン等のエネルギー効率を高めます。

アルミ樹脂複合サッシ・Low-e複層ガラス

ランニングコストを低減する高性能省エネ設備

給湯器は、ガスの使用量を減らすことができ、排出するCO2も少なくできる、ノーリツの「エコジョーズ」。
エアコンは、期間消費電力1093kWh、省エネ基準達成率134%を達成する、三菱電機「霧ヶ峰」。
照明は、ダウンライトに大光電機の「LEDダウンライト」(光源寿命60000時間)、シーリングライトに東芝ライテックの「LEDシーリングライト」(光源寿命40000時間)と、高寿命・高効率のLED照明を標準装備。
水栓は、お湯を無意識に使わない省エネ設計の、LIXIL「エコハンドル水栓」を採用。 これらの設備により、入居者は我慢を強いられることなく、快適に過ごしながら、省エネかつ、ランニングコストを低減した日々の生活を送ることができます。

左から、「エコジョーズ」(ノーリツ)、「霧ヶ峰」(三菱電機)、「LEDダウンライト」(大光電機)、「LEDシーリングライト」(東芝ライテック)、「エコハンドル水栓」(LIXIL)

太陽光発電システム

屋上に太陽光発電システムを設置。発電した電力は、各戸に振り分けられる「入居者利用型」、もしくはオーナーの収益力を高める「オーナー売電型」として、経営スタイルや敷地条件に合わせて活用されます。

自然環境を取り入れる設計

緑や風や光などの自然環境を上手に取り入れ、日本人が大切にしてきた心地良さを実現。
積水ハウスは、地域に根ざした在来種木を植え、地域の生態系維持に貢献する「五本の樹計画」を進めており、それは賃貸住宅であるシャーメゾンにも反映されています。

「環境配慮型」に住むことで、生活コストも抑えられる

「賃貸住宅の空室問題が話題になっていますが、環境に配慮した、快適で省エネ性の高い物件は人気が高いようです。おかげさまで、アバンシアヒルズも竣工後、すぐに入居を希望される方々で満室になりました」と、オーナーの肥留間さん。

現実的には、省エネ賃貸住宅の建設はコストが高くなりますが、アバンシアヒルズの場合は、環境省の「賃貸住宅における省CO2促進モデル事業」の補助金を活用して実現したそうです。

「ただ賃貸住宅を建てるだけじゃなく、社会貢献にもなりえる形を残したかったんです。お客様のニーズにお応えして、これから先の未来にも通じる、住宅経営をしていきたいと思っています」(肥留間さん)

「環境に配慮した賃貸住宅を、長期安定経営していきたい」と考えるオーナーが増える一方で、「入居する方々の、環境への意識の高まりも感じます」と市川さんは言います。

「スマート住宅においては、環境に配慮した設備が、家庭からCO2を削減することにつながり、そして日々の生活のランニングコストを減らすことにもつながります。これはオーナー様、入居者様、双方にとってのメリットになると思います。私たちも、『この物件は環境配慮型です』としっかりお伝えし、低炭素型の生活に貢献していきたいと考えています」(市川さん)

左から、積水ハウス株式会社・埼玉南支店の市川和明さん、オーナーの肥留間さん、積和不動産関東株式会社の廣田修平さん

家庭から排出されるCO2は、1990年から2015年にかけて、39.2%も増加しています(国立環境研究所「日本の温室効果ガス排出量データ」(1990~2015年度速報値)より)。増え続ける住まいからのCO2排出。地球温暖化を防ぐためには、住宅からの排出削減が必須です。

しかし残念なことに、環境配慮賃貸住宅の良さはまだ、あまり知られていません。入居者が環境配慮賃貸住宅を探そうにも、探せないのが現状です。そのため、環境大臣認定の「エコ・ファースト企業」である積水ハウスは、今後、省エネ賃貸住宅を増やすことで市場の認知度を上げるとともに、入居者が省エネ賃貸住宅を選べる市場形成を目指し、省エネ賃貸住宅の普及を牽引していくとのことでした。

ハウスメーカー、オーナー、入居者すべてが、環境への意識を高めていくことが、ますます大事になっていくでしょう。

積水ハウスの賃貸住宅 シャーメゾン
http://shm-keiei.com/
http://shm-keiei.com/support/solar_power.html

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