地域によっては既に真夏日や猛暑日を観測するなど、夏本番も目前ですね。そろそろ、職場で冷房を入れはじめた…というところも増えているのではないでしょうか。

実はこの時期職場では、あることを「嫌だ!」と思っている人が多いのです。

■女性の4割は「職場は寒い」!

それは、「効きすぎた冷房」。
全国20〜60代の男女1,336名に調査したところ、「夏の職場は寒い」と思っている人の割合は、全体の34.0%。何と、3人に1人は「寒すぎる」と思っているのです。

さらに男女・年代別で見てみると…

女性(43.3%)のほうが、男性(24.7%)よりも圧倒的に寒さを感じていることがわかります。女性でもっとも寒がっている人が多いのは60代ですが、どの世代でも4割以上と、かなり高い割合に。一方で、男性で「暑がり」が多いのは40~50代と言えそうです。
「暑がり」男性に合わせて冷房を強くした結果、女性にとっては「寒い」と感じる職場環境が生まれているのかもしれません。

周囲の女性に聞いても、「冷房対策として、カーディガンや靴下、ひざ掛けを職場に常備している」という人もそれなりに…。
暑さ対策で使用しているはずの冷房で凍えるなんて…ちょっと本末転倒ですよね。

(violet-blue/iStock/Thinkstock)
■過度な冷房を避けるには

過度な冷房を避け、職場内を涼しく快適にする方法は、色々あります。

・エアコンの風向きを上向き〜水平に設定して空気を循環させ、部屋全体を効率的に涼しくする
・扇風機やサーキュレーターを併用して、涼しい空気を循環させる
・ブラインドの設置や遮断シートを窓に貼ることで、日射を防ぐ  等々

また、パソコンやプリンター、コピー機など、熱源の周りは温度が高くなりがちなので、職場のレイアウトを変更するなど、温度のムラを少なくするような工夫をしたり、職場内で涼しくなる場所を探し、そこで業務を行うなどの工夫で、快適さは随分変わってきます。
(参考:「オフィスの暑さを見える化して、温度のムラを少なくしよう」https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/coolbiz/archives/2017/office/action_detail_006.html

今のうちに準備しておけば、本格的に暑くなってからも職場が極端に暑くなったり寒くなったりすることを避けられるかもしれません。
「クールビズ」による様々な工夫で、快適な職場作りにチャレンジして見て下さい。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年4月21日〜2017年4月24日
対象:全国20〜60代男女1,363名(有効回答数)