用語集

COP(コップ) とは?
Conference of the Parties

COPとは何か

COP(コップ)とは、締約国会議(Conference of the Parties)の略で、多くの国際条約で加盟国の最高決定機関として設置されています。本解説では、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のCOPをご紹介します。

※気候変動に関する国際枠組み。国連気候変動枠組条約とは、大気中の温室効果ガス濃度を安定させることを目的に、地球温暖化がもたらすさまざまな悪影響を防止するための国際的な枠組みを定めた条約です。

1992年、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極の目標とする「国連気候変動枠組条約」が採択され、世界は地球温暖化対策に世界全体で取り組んでいくことに合意しました。
同条約に基づき、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)が1995年から毎年開催されており、198か国・機関が参加する気候変動に関する最大の国際会議です。
各国の政府、学者、NGO、ビジネスリーダーなど、さまざまなステークホルダーが参加します。

COPでは何が行われているのか

COPでは世界中の国々が集まって、気候変動に関する問題や取組について話し合い、具体的な行動計画の策定や国際的な合意がなされます。COPは約2週間にわたって開催され、首相級・閣僚級の会合が開かれ、また個別のテーマについての議論が行われます。

例えば、気候変動に対する国際的な取組の歴史的転換点となった京都議定書は、1997年に開催されたCOP3で採択されました。

また、COPに関連して気候変動対策に向けた様々なイニシアティブが発足・活動し、気候変動対策を加速させるために重要な役割を果たしています。イニシアティブとは、気候変動対策に向けて、政府や民間部門、国際機関などが協力して実施する取組や活動のことです。

その他、各国がパビリオンと呼ばれる展示やセミナーのためのスペースを設け、研究機関等や事業の成果などを発表するサイドイベントを開催しています。

COP28の結果概要

COP28は、2023年11月30日から同年12月13日(※現地時間)の日程で、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催されました。

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